シュガーミノーショートビル75F・85F
=大河や海の万能ミノー

 名作シュガーディープをベースに、リップを小さくしたミドルレンジミノーである。ショートビル85のリップ面積はディープ90の約1/2、潜行深度は約80%というところ。そしてMZ-19を内蔵し重心移動幅が大きくなった(85F)こともあって、飛距離はほぼ同等。ウォブリング主体の活き活きしたアクションと軽快な引き心地はそのまま継承している。
 さらに見逃せないのは、リップが小さくなったことで、ロッドワークへの反応がシュガーディープより格段に向上している点だ。シュガーミノーでやるような竿先をチョンチョンと動かす誘いの釣りを、1.5〜2mレンジで行えるようになったのだ。相手が気難しい魚の場合、この意義はとても大きい。もちろん普通の魚ならステデイリトリーブでも十分に釣れるのだが。
 これらのスペックが、我々の行動範囲では極めて高い汎用性を示してくれている。
 たとえば長良川のサツキマス狙いでは、淵や大トロの底近くで効果的に誘いをかけられる。忠類川のサーモンには深瀬の底を叩きながらスイングさせられる。ベイエリアではシーバスやハマチ、サワラの濃いレンジをトレースできる。サクラマスなら魚が淵尻や背頭に定位する盛春以降に欠かせない。
 大場所の釣りではパイロットルアーとして便利だし、シュガーミノーやシュガーディープとのローテーションを組めばいっそう効率よい釣りができる。個人的には最も出番の多いルアーのひとつである。

シュガーディープショートビル75F/7.0g
シュガーディープショートビル85F/8.5g  

2003/01/13 佐藤ノブヲ (2006/12/24修正)