<前編> いつもの4人に加え、じゅんぺいと後藤君が初参加。6人という大所帯で臨むことになった秋の道東ツアー。狙うは遡上絡みの大型アメマス。はたして結果はいかに・・・?

9月28日(木)

●A川/釧路支庁 未明の集中豪雨で川は・・・!?
 釧路のバスデイフィールドスタッフ山田さんから事前に得た情報では、どの河川も渇水で苦戦とのこと。しかし運良くか悪くか、この日の未明に台風並みの集中豪雨が道東を襲う。14:00に釧路空港に降り立った一行が向かった、大アメマスの狙えるA川(諸事情により今回から実名は臥せさせていただきます)は、恐れていたとおりの泥濁り。しかしあきらめやしない。今月初頭の単独&山田さんとの釣行で私(佐藤)は、そうとうの濁りでもアメマスは食ってくることを学習済みだ。
 濁りはよしとしても、問題は川面を埋め尽くす枯葉。これまで渇水だったこともあり流下量が尋常じゃない。ルアーの速度を流れに同調させないとすぐに拾ってしまうので、慣れるまではちょっと大変。ルアーの動きを邪魔するのでチェイスしても食わせ切れない魚が多そうだ。
 それでもやっぱりアメマスは反応してくれた。釣り開始して10分も経たないうちに稲葉さんにヒット。それからはポツリポツリと魚信が続く。日が暮れるまでに各自5尾前後をキャッチ。魚は期待よりもやや小さく、最大で50cmちょっとだった。

●本日の酒盛り 魚周/白糠町 干物に鹿に行者ニンニクに
 宿は白糠町の「ホテルまつや」。立地が立地だけに期待してはいなかったのだが、普通に小綺麗なホテルだった。大浴場(といっても3〜4人が限度)もあるし。素泊まりで1人5000円以下だったからコストパフォーマンスは高い。
 ホテルの方に教えてもらい、夕食は「鮨金」へ。しかし酒肴メニューがあまりなかったので握りと刺身をつまんで、こちらも教えてもらった居酒屋「魚周」へショバ替え。ホッケとソウハチとニシンの干物はさすが北海道の旨さ。ご主人のご厚意で行者ニンニクの醤油漬けやら、鹿のスモークやらと、珍しい食材もたくさん食べさせてもらえた。白糠産のシソを使った焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」2本があっという間にカラに。これで1人2000円ちょっとなのだから安いでしょ。
 それにしても宿から徒歩圏にナイスな飲食店(翌日の「やはた」も徒歩圏)がいくつも揃う白糠、なかなかヨイ街である。


ファーストキャッチは稲葉さん。


道東初挑戦の後藤君にもヒット。


魚周と書いて「うおしゅう」。

9月29日(金)

●B川/釧路支庁 フレッシュランには出会えず
 たっぷり雨が降ったし海も時化た。それなら遅掛けの群れが遡上を始めるのではと私は考えた。そこで夜明けと共に大アメマスの定番B川の最下流部を攻めてみる。濁りは相変わらずだが、流下物はほとんどなくて釣りに支障はない。水深が分からないので渡川には気を使うが、これは爆釣の予感?
 ・・・も束の間、なんだか魚の反応が少ない。入渓点から釣り上った稲葉氏、後藤君そして私には、忘れた頃に1尾、2尾。釣り下った浦嶋君と大野君、じゅんぺいも似たような感じだったが、1ヶ所だけ群れが固まっているトロを発見し、そこでプチ固め打ち。でもフレッシュランは望み薄と、さっさと移動することにした。

 次の入渓点は同じ川の上流部。大きく開けた中下流部と異なり、森が迫り渓流の雰囲気だ。谷釣りの好きな我々にはぴったりのロケーション。しかもここまで上ると濁りはない。ただしヒグマの足跡がそこかしこに(恐)。
 倒木絡み、川岸のエグレ、ちょっとした深み、波立つ瀬、ここぞというポイントには必ず群れが溜まっている。たとえ釣れなくてもチェイスは丸見えなのでアツい。また小場所だけに1尾釣ったら終了となる場合が多いので、足で稼ぐ釣りになる。
 際どいキャスティングコントロールが必要、しかもショートロッドで障害物をかわしつつ良型とのファイトということで、最初はとまどう者もいたが1時間もやれば慣れてくる。各自存分に楽しんだところで、10時に終了。サイズは52〜53cm止まりだったが、さらに大きな魚をバラシたり、見たりすることもできた。
 上流域でのルアーは川の規模に合わせてドリフトトゥイッチャー50S、シュガーミノー50F、スリム55F、シュガーディープ50F等の小型ミノーを使った。魚のサイズに対してミスマッチにも思えるが、これ以上大きいと使いづらい。

●本日の昼食 やはた/白糠町 絶品のやさいラーメン
 開店と同時に入店したのは、白糠で行列のできるラーメン店として有名な「やはた」。醤油チャーシューわんたん、味噌チャーシューわんたん、やさい(塩)等を頼むが、どれも期待通りに旨い。中でも皆が絶賛したのはやさい。上品なスープに、炒めた野菜の旨みがしっかり溶け込み、これは知る限りではトップクラスの出来映えだ。厚めの皮をカリカリに焼いたギョウザは好みが分かれた。

●A川/釧路支庁 夕マヅメの大爆釣!
 昼食後は昨日も訪れたA川へ。中流部のとある橋の袂に、河川敷へ通じる道を発見。車横付けのお気楽ポイントは、怠け者揃いの我々にはうってつけだ。
 私と稲葉さん、後藤君は下流へ。大野君とじゅんぺいは上流へ。風邪ぎみの浦嶋君は心地よい谷風に吹かれつつお昼寝。だが下流組には魚信が少ない。しかも500m間隔くらいで複数の先行者が。2時間弱でかなりの距離を探り歩くが、各自アメマス数尾のみ。これはイカンと車に戻る。
 起き出して目の前の瀬と淵で遊んでいた浦嶋君と合流し、上流組の戻りをしばし待つ(っていうか熊笛を執拗に吹き鳴らして呼び戻す)。帰ってきた2人はえびす顔だ。200〜300m上ったところから40〜50cmアメマスの入れ食いモードに入り、ろくに移動しないまま最後まで釣れ続いたのだとか(巨大ウグイのおまけ付き)。なぜこうも違う?先行者の影響だろうか。

 少し下って、夕マズメを山田さんイチオシのポイントに賭ける。大野君と私は釣り上り、稲葉さんとじゅんぺいは釣り下り、浦嶋君と後藤君は入渓点の淵とトロで粘る。
 ここでの結果は全員大大大大、大爆釣。中でもじゅんぺいは終了間際に54、55cmを連発して鼻息の荒いこと。入渓点で棒杭と化していた2人も、恐ろしく燃費の良い釣りを楽しんでいた。私は石の粗い早瀬の中で52cmをヒットさせてハラハラ。60cmオーバーが出なかったのだけは心残りだけれど、アメマスの凄さを満喫して本日終了。

●ルアー選択と操作のまとめ
 さてここで本流域のアメマス用ルアーについてひとまとめ。アメマスにはアップ〜アップクロスのキャストが圧倒的に効く。また良型はボトム付近に定位していることが多い。しかも今回はどちらの川も増水。というわけで一番活躍してくれたのはドリフトトゥイッチャー70Sだ。操作はその名の通り、流れに乗せながら深みを誘うドリフトトゥイッチ。また深場ではシュガーディープ70F、流れが浅かったり緩かったりする場所ならシュガーミノー65Fやスリム70Fも使った。
 たぶん水が澄んでライズがあるような状況ならば、フローティング系を水面に漂わせて軽くトゥイッチというのも効いたはずだ。こういう釣りはロコアングラーはあまりやらないので、隠れパターンとなるかも(実際、前回の私の釣行ではそうだった)。
 カラーの差はあまり感じられなかった。そうなるとおのずと視認性の高い色に手が伸びる。私はハイトホロピンク、レッドピンク、ミストチャートOBのハデ系御三家をメインにした。

●本日の宿 トーヨーグランドホテル/中標津町
 お気に入りの常宿。やっぱりここの温泉は気持ちいい。時間もなかったので夕食はホテル内の居酒屋「開陽台」で済ます。といってもなかなか旨いんだな、ここも。旬のサンマ刺身、ウニとニラの柳川、海鮮コロッケ等々をたらふく食べた。
そして今宵も焼酎のボトルは「鍛高譚」。羅臼の海洋深層水を割り水に浸かった「グランブルー」同様、大同酒精旭川工場産の焼酎はとても飲みやすいのだ。内地でも普通に買えるけれどね。

後編へ続く→ 
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さあ釣るぞ!鼻息荒い初参加の2人。


上流域はULタックル使用。楽しい!


B川上流ではヤマメも釣れた。


絶品!やはたのやさいラーメン。


道路際のカーブでよく釣れた。


このサイズがアベレージ。


日没直前、入れ食いに!


いい面構え!

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