<前編> 秋遠征第2弾は参加予定の浦嶋君が直前になってリタイヤ、脇田氏と佐藤の2人での釣行となった。北海道初挑戦、それどころかルアーフィッシングの経験すら多くはない脇田氏は、はたして大アメマスを手にすることができるのか?そして夢の70UPは登場するのだろうか? 後編へ→
10月15日(水)〜16日(木)

●新千歳空港(千歳市)〜道東 深夜の長距離ドライブなのだ
 今回は15日水曜日の最終便でセントレアから新千歳空港へ。そこでレンタカーを借り夜のうちに道東へドライブというプランだ。走行距離は片道約300kmだが、23時頃にレンタカー店を出て、5時間もかからずに、目指すA川河畔へ到着だ。千歳〜夕張間とトマム〜本別間は高速道路が使えるし、一般道でも信号などほとんどないルートなので、運転のストレスは感じない。千歳便なら便数が多く、格安チケットも入手しやすいので、オススメですぞ。どうせ遠征前夜など家にいてもロクに眠れやしないのだし(笑)。しかもこれなら初日朝マズメから釣ることができる。

●A川(釧路支庁) アメマス爆釣!ただし小型
 まずは9月釣行でもメインフィールドとなった川へ。相変わらず大量のアメマスが水中には見える。でも反応が悪いのは9月以上だ。 前回発見した秘密のパターンすら通用しない。そろそろ産卵後の荒食いが始まっているかと期待していたのだが。これでは足と粘りの勝負。歩き回り投げ回り、ポツリポツリと拾っていくしかない。特に道東経験のない脇田さんは大苦戦。本州のニッコウイワナの感覚で、魚影を見るとついついルアーを止めてしまうのが大きな原因らしい。身に付いたクセは指摘してもなかなか治らないようだ。
 釣り進むうちに私はようやく高活性な群れを発見。見落としてしまいそうな浅い瀬でワンキャストワンヒット状態だ。ここで脇田氏もようやく型を見ることができた。ただしこの群れ、サイズは30〜40cmばかりと大いに期待はずれなのだが。

●レストランはまなす(白糠町) ミズダコスモーク美味し!
 昼食はもちろんはまなすへ。私は期間限定「ミズダコのペペロンチーノ」、脇田氏は天丼をオーダー。ミズダコは軽くスモークしてあり、もちっとした歯ごたえとうま味、香りのハーモニーが絶妙。天丼は相変わらずのボリューム。食後にチーズプリンをデザートに頼む。はぁ、幸せ〜。

●B川(釧路支庁) 巨大アメマスに遭遇!しかし・・・
 午後はもうひとつのアメマスリバーへ。でも状況は変わらず。しかも釣り人の数はA川に増して多く、入川場所探しにひと苦労だ。釣ってみると魚の濃さやアベレージサイズはどちらの川も同じ様なものだが、こちらの方がひとまわり大きなサイズがいるようだ。70cmを超える巨大な魚影を何度も確認できた。これも人気の理由のひとつだろうか。
 A川もB川もルアーにはなかなか反応しないアメマスだが、フライではそこそこ釣れているようだ。竿を曲げるフライマンを何度も見かけた。パターンはおそらくエッグだろう。現在のアメマスの主食がサケのイクラだものなぁ、仕方ない。次回はフライタックル持ってこようか?

●パコ釧路(釧路市) 広いぞ温泉大浴場
 本日および明日の宿は、前回のラビスタ釧路川から50mも離れていないパコ釧路。ここにも展望温泉大浴場があるが、その広さはラビスタ以上。泉質はラビスタ同様の食塩泉だが、こちらの方があっさりしている感じだ。部屋はラビスタよりも狭く、建物の古さもちょっと感じる。その分ラビスタよりも安いから、評価はどっこいどっこいというトコロか。

●万年青(釧路市) もはや語るまでもなし!
 夕食はいつも通りの炉端焼店、万年青(おもと)で。ここの美味さはもはや語るまでもない。焼魚・煮魚嫌いの脇田氏だが、ホタテ刺身やアスパラ焼、おでんは気に入ってくれたようだ。私は「鮭いくら親子茶漬け」に初挑戦するが、醤油漬けイクラがたっぷり乗って美味いのなんの!お代は1人6,000円程度。9月もそうだったが、酒飲みの誰かさんがいないとこれくらいで収まるようだ。

10月17日(金)

●C川(釧路支庁) ここも魚は見えるけれど
 水系を替えたら少しは状況が好転するかと思い、いつも行く別の川へ。しかしここもアメマスの姿は見えるのに食わず。小型1尾で終了。

●屈斜路湖(弟子屈町) 背っぱりヒメマス爆釣!
 前日にはまなすの谷口シェフが「産卵直前のヒメマスが岸寄りしているよ」とこっそり教えてくれた、屈斜路湖の某ポイントへ。現場に着くといるわいるわ、岸際から水深50cmくらいまでのシャローいたるところでヒメマスが小さな群れを作っている。
 ミノーを落とすと追っては来るがなかなかバイトしない。そこで管極スプーンSに交換すると連続バイト。チェイスからバイトまで丸見えなので、まさに管釣り感覚。口元をトレースしてやらないと食わない、早合わせすぎても掛からないなど攻略の面白さもある。魚は30cm前後なのだが引きがめっぽう強く、ニジマスのようにジャンプもするので楽しいったらありゃしない。しかもオスが掛かれば写真のような背っぱりボディ。さすがはベニザケ(産卵期はカラフトマス同様に背っぱる)の陸封型だ。

●西洋軒(津別町) ギョウザも美味いぞ
 峠を越えて網走支庁へ。まずは人気の食堂、西洋軒でランチタイム。脇田氏は塩ラーメンとギョウザ、私は焼きそばギョウザセットを注文する。塩ラーメンは、脇田氏いわく「うどんのツユみたいだ」という昆布ベースの超あっさり味。初めて食べた焼きそばは野菜たっぷりがうれしい、ソースはちょっと甘め。何よりも驚かされたのはギョウザの美味さ!肉たっぷりの餡、皮ももっちりとして、そこらの中華料理屋、ラーメン屋なんて目じゃないぞ。

●D川(網走支庁) ヤマメ餌釣り師多し
 やって来たのはニジマスの名川D川。しかしさっぱり反応がない。釣り上るとヤマメ餌釣り師が1人、また1人。北海道では秋の新子ヤマメを釣る習慣があり(規制はされていない)ちょうどそのシーズンに当たってしまい、魚がスレているのだろう。餌釣り師のいない中下流部へ移動と思ったのだが、すでに時遅し。秋の道東は日暮れが早く、16時過ぎると暗くなってしまう。ニジマスの顔はひとつも見られず、ちびアメマス数尾で終了を余儀なくされた。

●ホテルTAITO(鶴居村) 芳香素晴らしき温泉かな
 帰りがけに鶴居村のホテルTAITOでひとっ風呂。ここは十勝と同じように亜泥炭層をくぐりぬけてきた褐色のモール系温泉、もちろん源泉掛け流しだ。色もそうだが、花のアロマのような香りが素晴らしい。しかも重曹泉なのでとろりとして肌触りもいい。すっかり気分爽快なのであった。

●八千代本店(釧路市) こんなに安くていいんですか?
 今宵は寿司!釧路ではいちばん格式高いとも噂の八千代本店へ。おまかせ握りは地物主体、さすがの鮮度と活きの良さ。江戸前的な仕事はしていないが、十分に美味い。お造りで頼んだミズダコ、タンタカ(マツカワ。超高級カレイ)がまた絶品。さらにメヌキの握りを追加して、お銚子2本飲んで、お会計は「えっ、こんなに安くていいの?」ちょっとここには書けないほどであった。脇田氏曰く「貧乏くさい格好して行ったから安くしてくれたんじゃないか」とにもかくにも、また一軒オススメ店を発見した。

●炉ばた(釧路市) 発祥の地はディープな雰囲気
 もうちょっと飲もうと、炉端焼発祥の店とされるその名も炉ばたへ。末広(釧路の飲屋街)へ来るたびに前を通るのだが、店が空いていたのは初めてだ。薄暗〜い店内にコの字のカウンター、その真ん中に炭火の焼き台があり、焼き手のオバアチャンが番をしている。演歌ですな。少人数で静かに酒を酌み交わすのが似合う店だ。地物のシシャモ、シイタケ、アスパラなど焼いてもらい、数杯飲んで1人3,000円程度。脇田氏は海苔茶漬けを絶賛していた。分厚い海苔が非常に旨かったとのこと。

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